2012年07月24日
第二章 -6
私とくっついて眠った夜を
過ごしてから、
ミウは、急に家に慣れて
それまでのように、
部屋の隅に隠れてしまうことなく、
元気に部屋中を走り回るようになった。
そして、静かになって、
何処に行ったのかな。と思うと・・
ピアノの上のカゴの中で眠っている。
ぬいぐるみと一緒になって
(すごく、かわいい!)
兄妹と一緒になって、眠っているみたい・・
なのかな。
そして!
どうやって、ピアノの上まで上ったのか、目撃。
レオは大きくなって、
足腰の力が強くなってから、
ジャンプして、鍵盤のところ。
それから、もう一回ジャンプして
上のところに上っていたよね。
だけど、ミウは
ちいさな体と細いツメに、ものをいわせて。
ピアノカバーのレースのあみ目に
手や足のツメをひっかけて、よじ登っているの。
その調子で、干してある布団も
障子だって、スルスル・・・
猫というより、サル?
リス? イタチ?
ミウは女の子のくせに
実はなかなかの、スーパーウーマンかも?
Posted by えんめい茶本舗 at 17:14│Comments(0)
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