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えんめい茶本舗

2013年06月26日

アマチャンではない甘茶 ・・甘いだけではない 。その機能

空梅雨だった6月前半から、本格的な雨雲の広がる6月後半の
黒姫山麓。雪解けから2ヶ月半が経ち、植物の生育にも天からの
恵み「雨」も大切な時期なのはまちがいないですね。

さて、黒姫山麓工場のある長野県信濃町は、古くからある植物の
栽培が盛んである。それが「甘茶」なのです。この植物は、名の通り
甘い味が特徴。これは、フィロズルチン(pyllodullcin)が甘味成分と
して葉に含まれているからで、8月下旬から9月初旬の収穫期後に
軽く乾燥させ、そのあとに手や揉むきかいで葉を縒ることによって、
葉が持つ酵素と反応して甘さが出てくるのです。もう一つの成分が、
フィドランゲノール(pydrangenol)で、これは苦味成分を持っていま
す。この二つの成分が、甘さと苦さを「甘茶」にもたらしているのです。

古くからの効能として知られているものに、歯周病の予防や治療
効果、植物としての酵素を用いた防腐効果などが広く知られていま
したが、弊社の研究では、抗糖尿病作用の高さ、それもインシュリ
ン感受性の高さがわかってきたのです。
日本生薬学会でも発表したものですが、このインシュリン感受性と
は何かということです。血液の中のブドウ糖は、インスリンの働きだ
けでは、うまく細胞にブドウ糖をとりこんで、血糖値を下げることが
できません。インスリンは血液の中のブドウ糖と結合して、それを
細胞に送ろうと働きますが、それをうけとる「インスリン受容体」の
働きもしっかりしている必要があります。 つまり、インスリンの分
泌量や働きがしっかりしていても、インスリン受容体がしっかり働
かないことで、細胞へのブドウ糖の吸収がうまくいかず、血糖値が
さがらないということがあるんです。
 
インスリン感受性の高さとは、ブドウ糖と結びついたインスリンを受
け取る細胞の受容体の能力の高さということなのです。

梅雨の空の下、可憐な花をつけた甘茶(アマチャ)が、世界的に広が
る糖尿病に悩む方々に役立っているということを知ると、この植物が
なぜか健気に感じてきますね。

糖が気になる方にお奨めの、アマチャを用いた製品はこちらをご覧
ください。
http://enmei-cha.jp/item/001410/
アマチャ


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Posted by えんめい茶本舗 at 10:23│Comments(0)和漢の豆知識
 
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